公務員は本当に安定?? 副業はOKになる?~公務員の未来予想~
更新日:2019.11.25
こんにちは!ヒロ(@vandalize918)です!
私は、公務員試験の勉強法や、資格試験の勉強法を記事にし、
公務員を目指している方や、勉強に励まれている方の小さな気づきや学びに繋がればいいなと考え、自身の経験を発信しているのですが、今回は少し方向性を変えて、
「将来の公務員像」をテーマに書いていきたいと思います。
私個人の意見もありますので、
「これも考え方の1つだな。」
という寛容な目で見て頂ければ幸いです。(笑)
興味のある方は、是非読んでみてください!!
【目次】
公務員ブランドの崩壊?
みなさんの中には、公務員を希望される理由として
- 「安定しているから」
- 「福利厚生がしっかりしているから」
- 「公務員という肩書きが欲しい」
という、
いわゆる「公務員ブランド」が志望理由の方がいらっしゃるかもしれませんが、
今後、そおいった公務員ブランドが当たり前のものではなくなるかもしれません。。
その理由の一つとして挙げられるのは「少子高齢化」です。
少子高齢化問題
2019年現在、日本の総人口は1億2632万人。
日本の人口は年々減少傾向にあります。
そして直近では、「2025年問題」という言葉があります。
日本の経済成長を支えてきた「団塊の世代」が後期高齢者となり、社会保障費が大きく増加すると予想されています。
また、2019年の高齢化率は28%で2025年には30%にまで増加。
そして2042年には、高齢者の人数が3935万人とピークを迎えます。
このように、今後ますます現役世代の負担は大きくなり、労働人口は減っていきます。
AI(人工知能)の導入
先ほど紹介した少子高齢化に伴う労働人口減少、その対策の1つとしてあるのが、
AIの導入です。
AIを導入する事により、単純労務と言われる、事務処理的な作業は、AIに置き換える事が可能になります。
人件費の削減、業務の効率化に繋がり、これからAIは期待されている分野です。
しかし、それに伴いなくなる仕事や職業も出てきます。
公務員はそのなくなる職業の一つだと言われています。
私の個人的な意見にはなりますが、民間ではなく、行政にしかできない仕事は確実にあると思うので、公務員という職業がなくなる事はないと考えています。
しかし、AIが導入されれば、今まで公務員がこなしていた仕事量は確実に減ります。
仕事量が減れば、当然公務員の人数も減らす事が可能になってきます。
そして仕事が効率化されれば、その分の予算もカットできるので、給料も減額される事も可能性として考えられます。
終身雇用の崩壊
有名な話ではありますが、トヨタをはじめ多くの大企業が
「終身雇用制度の維持は困難である。」
と見解を示しています。
少子高齢化に伴い若手人材の確保が難しくなっており、「若手がお金を稼ぎ、勤続年数の長い役職者の給料になる。」という年功序列の仕組みが成り立たなくなってきていて、終身雇用の制度自体が、現在の人口構成では無理があるということです。
若手人材の確保が難しいのは、民間の企業だけでなく、公務員にも言える事ではないでしょうか。
そして、公務員はみなさんの税金で給料が賄われていますが、少子高齢化による財政悪化もあり、公務員の人数を適宜調整していく流れになっていくと私は考えています。
ですので公務員のリストラなんかもあるのではないでしょうか。
このように、「未来永劫、公務員は安定している」と、一概には言いきれない状況が来ると考えられます。
では「今後の公務員像」はどのようなものになっていくのでしょうか・・・??
公務員と民間企業の壁は溶けていく?
今まで公務員が行っていた仕事も、AIの導入や、インターネットの普及もあり、
公務員の業務内容というのは、どんどん精査されていき、民間企業にお願いできるものは、どんどん委託する流れは十分あるのではないかなと思います。
そおすると民間企業とやり取りをする機会は当然増えてくるだろうし、民間企業に公務員が出向し一緒に仕事をしたり、またその逆もあり得ます。
そおなってくると、もはや「公務員」、「民間企業」という垣根はどんどんフラットになっていくのではないでしょうか。
公務員も副業が当たり前になる?
労働人口減少の対策にもつながる「副業」、国も副業を推進しています。
「副業解禁」を実施している企業も出てきていることから、
今後、複数の職業を持つ「複業」という働き方が当たり前になってくるかもしれません。
そんな中、私は「公務員だけ専業で。」というのも少し違和感を感じますし、
時代とともに変化し、多様化していく国民からのニーズに公務員が対応していく為には、ますます専門的な知識が必要になってくると考えています。
「専門性を身に付ける」「労働人口減少への対策」
副業はそれを満たす有効な手段の一つではないでしょうか??
現在、公務員の副業は制限されていますが、一部の自治体では(兵庫県の神戸市や奈良県の生駒市など)公益的活動という形ではありますが、副業を解禁しています。
このように今後副業を解禁していく自治体も増えてくるかもしれません。
まとめ
今後の公務員は、みなさんが今まで頭に思い浮かべているイメージとは、かけ離れた働き方になっていきます。
今後生き残っていくのは、
「公務員を辞めても、食べていけるような専門性を持った公務員」
という希少価値の高い人材だと私は考えます。
時代の流れと共に、働き方が多様化している中、働き方の概念が変わってきているのは、ごく自然な事で、それは何も民間企業だけの話ではなく、公務員にも言える事だと思います。
ですので、今、公務員を目指されているあなた!
これから働き方は変わってきます。
「なぜ公務員になりたいのか?」
是非この記事をきっかけにもう一度考えてみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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